【レビュー】ピースコーヒー有機東ティモール

今回レビューするのは、東ティモール産の有機栽培コーヒー豆を使い、ペーパードリップで丁寧に抽出した一杯です。
袋を手に取った瞬間から感じられる、どこか素朴で誠実な佇まい。派手さはありませんが、「毎日でも飲みたくなるコーヒー」としての魅力が詰まった豆だと感じました。

 

1.豆の外観と焙煎度合い
豆の色味は、ミディアムロースト〜やや深煎り寄り。
表面には過度なオイル感はなく、粒の大きさはやや不揃いながらも、これは小規模農園・手作業中心で生産される東ティモール産コーヒーらしい特徴だと思います。

 

豆の割れ目(センターカット)は自然で、焼きムラも最小限。
**「丁寧に焙煎されている」**という印象を受け、雑味の少なさへの期待が高まります。

 

 

2.ドリップ時の香り
ペーパードリップでお湯を注いだ瞬間、ふわっと立ち上る香りはとても穏やか。
ナッツ、カカオ、ほんのりとした黒糖のような甘さが感じられます。

 

フローラルや柑橘系の華やかさではなく、
落ち着いたブラウンシュガー系のアロマが中心で、心を静かに整えてくれる香りです。
朝の慌ただしい時間よりも、午後や夕方にじっくり向き合いたくなるタイプの香りと言えるでしょう。

 

 

3.味わいの印象(ひと口目〜余韻)
ひと口目はとてもやさしく、丸みのある口当たり。
酸味は控えめで、強く主張することはありません。
その代わりに、麦チョコやローストナッツを思わせる穏やかなコクが舌全体に広がります。

 

中盤からは、カラメルのような自然な甘みが感じられ、
苦味はあくまで補助的。後味に雑味が残らず、すっと引いていくのが印象的です。

 

冷めてくると、ほんのりとしたウッディさとビターチョコレート感が現れ、
時間とともに表情が変わるのも、この豆の魅力のひとつです。

 

4.ペーパードリップとの相性
この東ティモールのコーヒーは、ペーパードリップとの相性が非常に良いと感じました。
ペーパーが余分な油分を適度にカットし、豆本来の「やさしさ」や「透明感」をしっかり引き出してくれます。

 

おすすめの抽出条件は以下の通りです。

 

・豆量:12g
・焙煎度合い:ミディアム
・挽き目:中細挽き
・湯温:88〜90℃
・湯量:150cc~170cc
・抽出時間:2分30秒前後

 

ゆっくりと円を描くように注ぐことで、角の取れたバランスの良い味わいになります。

 

5.どんな人におすすめか
このコーヒーは、次のような方に特におすすめしたいです。

 

・強い酸味が苦手な方
・毎日飲める「落ち着いたコーヒー」を探している方
・有機栽培・フェアトレードなど、背景も大切にしたい方
・ブラックでゆっくり味わいたい方

 

刺激的なスペシャルティコーヒーとは異なり、
生活に寄り添うコーヒーとして非常に完成度の高い一杯です。

 

6.まとめ
東ティモール産の有機栽培コーヒーをペーパードリップで淹れた今回の一杯は、
派手さよりも「誠実さ」「やさしさ」「飲み続けたくなる安心感」が印象に残るコーヒーでした。

 

日常の中でほっと一息つきたいとき、
音楽や読書のお供に静かに寄り添ってくれる存在。
そんなコーヒーを探している方には、ぜひ一度味わってほしい一杯です。

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