【自家焙煎レビュー】エチオピア・グジ クオリティ1をペーパードリップで|華やかな香りと透明感のある一杯

エチオピアは、コーヒー発祥の地として知られ、世界中のコーヒー愛好家から特別な存在として愛されています。中でも近年評価を高めているのが「グジ(Guji)」エリア。今回レビューするのは、そのグジ地区で生産された**クオリティ1(Q1)**の生豆を、自分の手で焙煎し、ペーパードリップで丁寧に抽出した一杯です。

 

写真に写る生豆は、粒の大きさが比較的そろっており、欠点豆も少なく、いかにもクオリティ1らしい整った印象。ハンドピックの段階でも大きな修正は必要なく、焙煎前から期待が高まります。

 

 

1.焙煎について
今回の焙煎は、エチオピア・グジの持つフローラルさと果実感を最大限に引き出すため、**中煎り(シティロースト前後)**を狙いました。
1ハゼはやや早めに訪れ、ハゼの音も軽やか。火を強く当てすぎず、じっくりと熱を入れることで、豆の内部まで均一に火が通るよう意識しています。

 

焙煎後の豆は、表面に油分はほとんど見られず、マットで美しいブラウン。焙煎直後から、ジャスミンや柑橘を思わせる甘く華やかな香りが立ち上り、「これは間違いなくエチオピアだ」と感じさせてくれます。

 

2.抽出方法(ペーパードリップ)
抽出は円錐型ドリッパーを使用し、粉量20g、湯量260ml。
お湯の温度は90℃前後に設定しました。
蒸らしは30秒ほど、全体にしっかりと湯を含ませてから、細めの注ぎでゆっくりと抽出。ペーパードリップならではのクリアさを重視し、雑味が出ないよう後半は特に慎重に注湯しています。

 

3.外観
抽出されたコーヒーは、やや明るめの赤みがかったブラウン。
透明感が非常に高く、カップ越しに光を通す様子からも、雑味の少なさが伝わってきます。見た目からすでに「軽やかでクリーン」な印象を与える一杯です。

 

 

4.香りと味わい
まず立ち上がる香りは、ジャスミンやベルガモット、オレンジピールを思わせる華やかさ。冷めてくると、白桃やアプリコットのような甘い果実香も感じられます。

 

口に含むと、最初に広がるのは明るくきれいな酸味。レモンやグレープフルーツのような柑橘系の酸で、決して尖らず、非常に上品です。その後に、はちみつやきび砂糖を思わせるやさしい甘みが続き、後味は驚くほどすっきり。
ボディは軽めながらも水っぽさはなく、エチオピアらしい華やかさと、グジ特有の透明感が見事に両立しています。

 

5.おすすめの飲み方
このコーヒーは、ぜひブラックで、少し温度が下がってからも楽しんでほしい一杯です。
時間の経過とともに、フローラルな香りから果実の甘みへと表情が変わり、最後まで飲み飽きません。朝の静かな時間や、気分をリセットしたい午後の一杯にぴったりです。

 

6.こんな人におすすめ
以下のような方におすすめしたいです。

 

・エチオピアコーヒーの華やかな香りが好きな方
・浅〜中煎りのクリーンな味わいを楽しみたい方
・自家焙煎で豆本来の個性を引き出したい方
・ペーパードリップの透明感ある抽出が好みの方

 

7.まとめ
エチオピア・グジ クオリティ1は、自家焙煎とペーパードリップというシンプルな組み合わせでも、そのポテンシャルの高さを存分に感じさせてくれるコーヒーでした。
華やかな香り、明るい酸味、そして澄んだ後味。派手すぎず、それでいて記憶に残る一杯は、「丁寧に淹れる楽しさ」を改めて教えてくれます。

 

生豆から焙煎し、抽出までを自分の手で仕上げることで、エチオピア・グジの魅力がより深く、より鮮明に感じられる——そんな満足感の高いコーヒー体験でした。

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